パリパラリンピックゴールボール女子日本代表メンバーやスケジュールを紹介!

パリパラゴールボール女子日本代表

パリパラリンピックで注目を集めるゴールボール女子日本代表。この記事では、日本代表メンバーの顔ぶれや試合スケジュールを紹介していきます。

そして、ゴールボールのルールから日本代表のこれまでの戦績、最新情報まで詳しく紹介します。

この記事でわかること
  • ゴールボールとは?
  • ゴールボール女子日本代表の戦績
  • パリパラリンピックゴールボール女子日本代表メンバーとスケジュール

ぜひ最後までご覧ください。

ゴールボールとは?

パリパラゴールボール女子試合風景

ゴールボールは第2次世界大戦で視覚に障害を受けた傷痍軍人たちのリハビリテーションプログラムとして1946年にドイツで考案されました。

ゴールボールは、簡単に説明すると、目隠しをしながら鈴の入ったボールを転がして、ゴールに入れることで得点とする視覚障害者の球技で障害者スポーツの1つです。

ここからは、ゴールボールのルールや反則行為、観戦の仕方について紹介します。

ゴールボールのルール
  • ゴールボールは、視覚障がい者が男女別に行う対戦型チームスポーツです。
  • 1チームは最大6名・ベンチコーチが3名で編成され、コート上には選手3名が出場します。 障がいの程度(視力や視野)によって競技力の差が出ないよう、選手はアイシェード(目隠し)を装着し、同じ条件のもとで競技を行います。
  • 前半12分、後半12分、ハーフタイム3分の計27分で1試合となります。
  • 鈴の入ったボールを転がすように投げ合い味方ゴールを守りながら、相手ゴールにボールを入れて得点を競う競技です。
  • ボールがゴールに入ると1点が入る。最後に得点の多い方が勝ちとなります。
  • 同点になった場合、延長となり、時間は前後半各3分、ゴールデンゴール形式で行います。しかし、延長戦でも決着がつかない場合は、エクストラスロー(サッカーのPK戦のようなもの)が行われます。

サッカーやバレーボール、バスケットボールなどの球技と同じようなルールですね。

ゴールボールの選手は全員、目の上にガーゼの眼帯をした上に黒く塗られたアイシェード(目隠し)を着け、中に鈴が入ったゴムボール(1.25キロ)の音を聞きながら競技し、試合中にアイシェードに触れる行為は反則となります。

ボールはバスケットボールと同じ大きさ(7号)ですが、重さはバスケットボールの2倍の1.25キログラムです。 中に鈴が入っており、音が鳴るようになっています。 ボールを投げたあと、攻撃側の選手は守備側の選手に不利になるような音を出してはいけません。

ゴールボールは屋内で行われ、競技施設の大きさは、縦18m×横9 mのバレーボールと同じ広さのコートを用いります。コートの両端に9 m幅、高さ1.3 mのサッカーゴールに似たゴールポストがあり、コートのラインには紐が入れてあり触って確認できるようになっています。

ここで、観戦するときの注意なのですが、ゴールボールは、音を頼りとするスポーツのため、ゴール直後等を除き、試合中の観客には静観が求められます。

ゴールボールは、選手の聴覚と触覚、チームワークが非常に重要です。選手は音を頼りにボールの位置を把握し、パスやシュートを行います。

パリパラリンピックではゴールボール女子日本代表の活躍が期待されています!彼女たちの努力とチームワークは、きっと世界のトップチームを驚かせることでしょう!

ゴールボール女子日本代表の戦績を紹介

ロンドンパラリンピックゴールボール女子金メダル

ここからは、パリパラリンピックで注目されている、ゴールボール女子日本代表のこれまでの戦績を紹介していきます。

ゴールボール女子日本代表の主な戦績

1999年、シドニーパラリンピックより五輪予選に参加。

2004年、アテネパラリンピックに初出場。銅メダルを獲得しました。

2012年、ロンドンパラリンピックで金メダルを獲得しました。日本がパラリンピックの団体競技で金メダルを獲得したのはこれが初めてでした。

2021年、東京パラリンピックで銅メダルを獲得しました。

ゴールボール女子日本代表は、2012年のロンドンパラリンピックで金メダルを獲得した以降、世界選手権やアジア選手権での活躍が続いています。特に、2018年のアジアパラ競技大会で金メダルを獲得。2022年の同大会で銀メダルを獲得し、2024年現在、ゴールボール女子日本代表は、IBSAゴールボール世界ランキングで2位となっています。

ゴールボール女子の世界ランキング
  • 1位:トルコ
  • 2位:日本
  • 3位:アメリカ
  • 4位:ブラジル

日本のゴールボールの競技人口は200人程度と言われ、それにもかかわらず、このような素晴らしい戦績とは、すごいですね!

パリパラリンピックでも、きっとゴールボール女子日本代表は活躍してくれることでしょう。

パリパラリンピックゴールボール女子日本代表メンバーと試合スケジュールを紹介

ここからは、パリパラリンピックゴールボール女子日本代表のスケジュールとメンバーについて紹介します。ところで、ゴールボール日本代表には「オリオンJAPAN」という愛称があります。

2022年、チームの愛称を公募により「オリオンJAPAN」(男女共通)という愛称が採用されました。オリオン座の3つの星がコート上の選手を、残る星は支援する人々を連想させることが選考理由だそうです。

パリオリンピックのゴールボール女子日本代表メンバー

高橋利恵子選手・・1998年3月20日生まれ、広島県出身、センター。

萩原紀佳選手・・2001年3月3日生まれ、埼玉県出身、オフェンス型の選手。

天摩由貴選手・・1990年7月26日生まれ、青森県出身、ユーティリティープレーヤー。

安室早姫選手・・1993年3月5日生まれ、沖縄県出身、センター。

新井みなみ選手・・2003年1月22日生まれ、埼玉県出身、チーム最年少の新星。

小宮正江選手・・1975年5月8日生まれ、福岡県出身、チームの精神的支柱となる存在。

パリパラリンピックのゴールボール女子日本代表のメンバーには、経験豊富な選手と若手がバランスよく揃っています。ゴールボール女子日本代表の選手たちは、国内外の大会で培った経験をもとに、パリパラリンピックでの勝利を勝ち取ってくれることでしょう!

ここからは、パリパラリンピックゴールボール女子の試合スケジュールを紹介します。現時点で確定しているスケジュールは、以下の通りです。

パリパラリンピックゴールボール女子の試合スケジュール
  • 初戦は8月30日(金)14時45分~ 日本 vs カナダ(予選ラウンドプールB)
  • 次戦が9月1日(日)19時00分〜 フランス vs 日本(予選ラウンドプールB)

今回のパリパラリンピックゴールボールでは、4チームずつの2グループ(A,B)に分かれて予選ラウンドを戦います。

グループA:トルコ、イスラエル、中華人民共和国、ブラジル

グループB:大韓民国、カナダ、フランス、日本

その後、準々決勝が行われ、勝者は準決勝へ、敗者は順位決定戦に進むということになります。

9月1日以降の対戦スケジュールは以下の通りです。なお、すべて現地時間(日本はパリより7時間進んでいる)で表記しており、日程は変更になる可能性もあるそうです。

9月3日(火)準々決勝 13時30分~/15時15分~/18時00分~/19時45分~

9月4日(水)9時00分~7位決定戦/10時45分~5位決定戦

9月4日(水)15時15分~/19時45分~準決勝

9月5日(木) 15時00分〜3位決定戦 17時45分~決勝戦

ぜひ、テレビの前で「オリオンJAPAN」を応援しましょう!その際は、時差に注意しましょうね!

まとめ

この記事では、ゴールボールの競技説明や今までのゴールボール女子日本代表の実績を紹介し、パリパラリンピックでの試合スケジュールについてもお伝えしました。注目されているゴールボール女子日本代表メンバーについても知ることで、さらに楽しく競技観戦を楽しみ、それぞれの日本代表メンバーを応援できると思います。

パリパラリンピックではゴールボール女子日本代表の活躍に大注目ですね!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。